今回のゲストは、ブライアンとジェシー。これから結婚式を迎える、とても素敵なご夫婦でした。滞在は10日間。八戸の民泊としてはかなり長いほうで、正直に言えば「10日間、何をして過ごすんだろう」と最初は思っていました。結果から言うと、私たち家族のほうが、この10日間でずいぶん八戸を歩くことになりました。
八戸駅西口から、10日間の「暮らし」
Nvillageは八戸駅西口から徒歩10〜12分ほどのところにあります。新幹線を降りてすぐ荷物を置ける距離なので、初日から身軽に動けます。個室のほかに共用のラウンジとダイニングがあり、水回りも共用というつくりです。滞在の日数や人数によってご案内できる形が変わるので、長めの滞在はいつも事前に相談しながら決めています。
1泊2泊の旅行なら「泊まる場所」で足りますが、10日間となると話が変わります。洗濯物が出ますし、荷物も増えます。Nvillageに洗濯機と乾燥機があり、共用のラウンジとダイニングに冷蔵庫・電子レンジ・給湯設備があるのは、まさにこういう滞在のためです。ふたりは買ってきたものをラウンジに広げて、私たち家族と一緒に食卓を囲みました。
地元の夏に、そのまま混ざる

いちばん記憶に残っているのは、一緒に高校野球を観に行った日です。青空の下、地元の高校の応援旗が並ぶ球場のスタンドで、ふたりは何が起きているのかよく分からないまま、周りに合わせて拍手をしていました。ガイドブックには絶対に載らない時間です。
長期滞在の面白さはここにあると思っています。観光名所を順番に回るのではなく、その季節にその街で起きていることに、たまたま居合わせる。10日間あると、そういう日が必ず何日か生まれます。
八戸酒造をたずねる

八戸を紹介するときに外せないのが日本酒です。ふたりが訪ねたのは、湊町にある八戸酒造。「陸奥八仙」「陸奥男山」を醸している蔵で、赤レンガの建物と積み上げられた酒樽が印象的な場所です。エリアガイドにも載せています。
英語で説明するのが難しい部分もありましたが、樽の前で写真を撮って、その晩に同じ銘柄を飲むと話が早い。お酒は言葉の壁をきれいに飛び越えていきます。八戸の作り手をもっと近くで体験したい方には、地域体験のプログラムも用意しています。
八戸の横丁を、はしご酒で

八戸の夜といえば横丁です。八戸には中心街に横丁がいくつも密集していて、細い路地の両側に、カウンターだけの小さな店がぎゅっと並んでいます。1軒が小さいぶん、1軒で長居せず次へ移る——これがはしご酒の作法で、八戸の飲み方そのものです。
この夜訪ねたうちの1軒が「洋酒喫茶プリンス」。ネオンの看板が路地に浮かんでいて、写真を撮るために立ち止まる人が絶えません。中は本当に小さく、隣の席との距離がありません。だからこそ、地元のお客さんとすぐ話が始まります。

横丁は八戸駅西口からは少し離れた中心街にあるので、帰りの足だけは先に決めておくと安心です。Nvillageに泊まる方には、その日の状況に合わせて行き方をお伝えしています。
宿にいたのは、私たちだけじゃない

Nvillageには、長期で暮らしている住人もいます。ブライアンとジェシーはその人とも、同じ時期に滞在していた他の国からの人とも、すぐに打ち解けてくれました。夜、みんなで連れ立って街に出る日もありました。
ホテルではこうはなりません。誰が泊まっているか分からないまま帰る滞在と、名前で呼び合って一緒に飲みに行く滞在は、同じ「宿泊」でも別物です。民泊をやっていていちばん良かったと思うのは、こういう日です。

お別れの前日には、逆に私たち家族へ素敵なプレゼントをいただきました。もてなす側のつもりでいたので、本当に嬉しく、胸がいっぱいになりました。これから結婚式を迎えるふたりが、末永く幸せでありますように。
また八戸で、一緒にお酒を飲める日を楽しみにしています。
八戸で長期滞在を考えている方へ
10日間、2週間、あるいはひと月。八戸でそれくらいの滞在を考えている方に、Nvillageが向いているかどうかの判断材料をまとめます。
- 洗濯機・乾燥機が使えます。長期滞在ではここが効きます
- 共用のラウンジとダイニング。冷蔵庫・電子レンジ・給湯設備があります
- 屋外のバレルサウナ(有料・要予約)で、滞在中の疲れをリセットできます
- 駐車場が無料です(台数に限りがあるため要予約)
- 八戸駅西口から徒歩10〜12分。新幹線でそのまま入れます
- スマートロックのセルフチェックインなので、到着時刻が読めない日でも大丈夫です
- 長期滞在のご相談はこちらから。日数に応じてご案内します
八戸は、数日で見終わる街ではありません。横丁があり、港があり、朝市があり、海岸線があります。腰を据えて滞在するほど面白くなる街だと、10日間のふたりを見ていて改めて思いました。ご相談はお問い合わせページからどうぞ。
